こんにちは!HRbasePRO カスタマーサクセス担当の万木です。
第15回目となるHRbase PRO つなぐひろば「顧問先との関係性を強くする!
コミュニケーション力を高めるコツとは」を開催しました。
当日ご参加いただけなかった方にも、ユーザー会の様子をお届けできるよう
その一部をご紹介いたします!
目次
HRbase PROユーザー会:つなぐひろばって、何?
HRbase PROをご利用いただいているユーザーの先生がオンラインで集まり、ざっくばらんに意見交換や相談ができる場です。各回のテーマにより、HRbase PROの活用ノウハウや、社労士事務所経営の悩み相談、これからの社労士業界についてなど、「他の社労士先生からの意見を聞きたいけど、なかなか聞く機会がない」といったお悩みを解決します!
特にコロナ禍を経て「以前には開催されていた士業同士の集まり・勉強会が減り、他の社労士と情報交換をする場が少なくなった」との声をよく聞きます。HRbase PROを通じて、少しでもそのような場の提供をさせていただき、ユーザーの先生にとって役立つコミュニケーションができればと思い、定期的に開催をしています。
第13回:HRbase PROユーザー会の概要
今回のユーザー会のテーマは『顧問先との関係性を強くする!コミュニケーション力を高めるコツとは』です。
今回はカスタマーサクセスマネージャー森川より、コミュニケーションを高めるコツを複数の例とあわせてご紹介させていただきました。
■当日のプログラム
17:00~17:05 開始のご挨拶
17:05~17:30 コミュニケーション力を高めるコツ
17:30~18:00 事前にいただいたご質問に回答します!+交流会
当日の内容レポート
◆カスタマーサクセスマネージャー:森川より
「コミュニケーション力を高めるコツ」
開始のご挨拶後、カスタマーサクセスマネージャー森川より「コミュニケーション力を高めるコツ」をテーマにお話しさせていただきました。
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、展示会、交流会などのイベントの件数は増加傾向にあります。特に、コロナ禍の約3年間、人脈作りの機会が不足していたこともあり、人脈作りを求めている経営者は、今後意識的に展示会や交流会などに参加すると予想されます。
また、昨年現れた生成AI技術の広がりにより、社労士の専門領域が失われることはありませんが、簡単な労務に関する調べものはAIでも解決が可能になると言われています。
以下はChat GPTに「従業員を解雇してもいいですか?」という問いに対する回答を様々な視点で答えてもらった場合の回答の一例です。
生成AIでも一部回答ができる=顧客からの相談に乗る機会=コミュニケーションの機会の減少の可能性があり、コミュニケーションの重要性はますます高まります。
そう言った中で、生成AIにもできないと言われていることは以下の5つと言われています。
課題発見:そもそも何が課題になっているのかを発見し、認識させる
多様性:多様な中から個別に選択する
身体性:リアルで対面する、場を作る
責任:結果に対して責任を取る
人間関係:信頼される、人を動かす
いずれも、「顧客・顧問先とのコミュニケーション」が基本となるものばかりです。
そこで今回は、4つのポイントでコミュニケーションのコツをご紹介いたしました。
①自ら話題を持っていく
話題は、事前に複数用意していくと会話に詰まってしまった際も安心ですよね。
中でも、自分に関係するものは今後の案件獲得に繋げることができますし、
相手に関係するものは聞いて相手が喜び満足度の向上につながります。
TV・新聞・雑誌・WEB・SNS・他の人との会話から日頃から話題になりそうな内容がないかアンテナをはってみるのがおすすめです。
営業マンは、1件目の訪問先で経営者から聞いた内容を、「最近〜と聞いたのですが、御社もそうですか?」と言った形で次の訪問先での話題へとつなげています!
例)
・今後の法改正
・労務や人事の他社事例
・ビジネストレンド
・相手の業界情報
・経営資源(ヒト/モノ/カネ/時間)
・自社サービス
②初対面・関係性の薄い相手とのコミュニケーション
相手の興味関心がわからない中でのコミュニケーションは難しいですよね・・・
そう言った場合は、自己紹介で興味を持たせるように工夫する・共通する知識や話題をひたすら深掘る・「目の前から得られる情報」について話すのがおすすめです。
初めての訪問時には、自分のプロフィールを印刷して持っていくのもおすすめです。仕事だけでなく、趣味や好きな食べ物、家族構成などについても記載をしておくことで「あ!私も〇〇なんです!」と会話の糸口になることも・・・!
目の前から得られる情報はオフィスを訪問した際に目についたものを話題にあげるだけでいいので、いつでも簡単に会話に取り入れることができます。
ちなみに私は、営業時代にタッチパネル式の受付を採用している訪問先で、「タッチパネルでの受付、混雑しないですし、ハイテクでかっこいいですね!」と話題にあげたことがあります。
目につくもの=経営者がこだわっているポイントであるケースが多いので、おすすめです。
③相手の興味・関心を事前に把握しておく
訪問前に相手の会社のHPを見るのは基本準備ですが、最近ではSNSをしている経営者も多いですよね。
ビジネスの上での考え方や大切にしている価値観は会社のHPからも垣間見得ますが、SNSではプライベートなこと、趣味についても発信している経営者もいるので、関心がある話題を見つけたり、相手の人脈や知り合いをチェックできます。
共通の知り合いがいた場合は、会話のネタにもなるのでラッキーです!
④一方的にならないコミュニケーションも意識する
コミュニケーションを苦手だと感じている人ほど、一方的な話をしてしまいがちですよね。
「気まずい沈黙になってしまった・・・」「時間をもらっているのだから、何か伝えないと・・・」という気持ちには、営業を始めたばかりの方は誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
一方的にならないように、必ず伝えたい内容をまとめておく・相手の話はさえぎらないは意識したいポイントです。
話しすぎてしまったなと思った場合には、「どう思いますか?」「似たようなケースってありますか?」といった質問を使って、相手にターンを渡してみましょう。
ユーザー会でのお話しからはそれますが、沈黙が苦手・・・という場合には、「はい・いいえ」で答えられるクローズクエスチョンではなく、前述の「どう思われますか?」「こう言ったケースのとき、御社はどうされていますか?」とオープンな質問を投げかけることで、短文回答を避け、相手にも話してもらうことができます。
(ただし、「なぜ?」は繰り返すと詰問に聞こえてしまうことがあるので、what、howの質問がおすすめです)
第15回:ユーザー会を終えて
これまでシステムに関するテーマがメインのユーザー会でしたが、今回ははじめてコミュニケーションをテーマに開催させていただきました。
事前にアンケートでコミュニケーションについてのお困りごとを寄せてくださった先生方、お忙しいところご参加いただいた先生方には、この場を借りましてあらためてお礼申し上げます。
ご参加いただいた先生方からは、「具体的なコミュニケーション例で会話のイメージが湧いてきた」といったお声や、「これまで意識的なコミュニケーションをとっていなかったけれど、コミュニケーションの大切さを再認識しました」といったお声を頂戴しました。
今後もユーザーの皆さまのサクセスの一助となれるよう、ユーザー会を通して様々な情報・ノウハウをお伝えできるよう、邁進して参りたいと思っております。
ぜひ、今後のユーザー会で聞いて見たいテーマがありましたら、ご意見をいただけますと幸いです!